最近の日本では、FXや株、バイナリーオプション=危険という単語がネット上に先走っているようなのでリスクと危険性について簡単にまとめてみたいと思います。
日本のFXや外為オプション等は口座開設の前に、お金を失う事のリスクについて叩き込まれます。ある程度為替に関して理解があるのかの長いテストがあります。
免許を取得する時に嫌というほど事故映像を見せられるのと同じですね。海外のバイナリーオプションはそれがないので事前にリスクを理解しておきましょう。
①リスクや危険性は少ないはずなのに?
バイナリーオプションはシンプルなので、FXよりも簡単に始められる事が人気の理由だと思います。
実際は、FXに興味を持ったが過去に多額の損失をしてしまい挫折してしまった方が、最近ではバイナリーオプションで徐々に為替チャートに慣れていき、FXに再度興味を持つという方も多いようです。そういった意味で初心者には、バイナリーオプションはオススメです。
しかし、初心者でも簡単に出来るのと初心者でも簡単に儲かるというのは全く違います。 何も考えずに始めるなら、最初のうちは丁半博打のギャンブルに近いです。投資に対する利益のイメージは上記の記事を参考にしてみてください。 勝率を7割以上で何回も積み重ねないと利益になりません。 しかし、ちゃんとやれば利益になるんだなという事が伝えたくて書いた記事ですが、逆に「思ってたより儲からないのか」と捉える方もいるかもしれません。
では、リスクや危険とはどういったものなのでしょうか?
10万円購入して予測が外れてしまえば10万円の損失です。 これがバイナリーオプションのリスクです。たったこれだけです。
リスクや危険性は少ないはずなのに「バイナリーオプションは危険」等という過激なタイトルを見かけるのは、なぜでしょうか?それをしっかり理解していればリスクや危険等はなくなります。
②出金時のトラブル
次に、「最初に10万円入金して2万程負けてしまい残りの8万円を出金しようとしたが拒否された」等の出金トラブルでの不信感も取りざたされています。
1、身分証などの本人確認が海外の場合は後回し!
日本の業者の場合は、お金を失う事のリスク確認を散々した後に身分証の提出・住所で確認など口座開設の前段階で本人確認があります。 しかし、海外業者の場合は後回しでも入金して取引を始められてしまう為、この作業を後回しにしておいた人が出金しようとした段階で、本人確認がなかなか進まない=出金渋りと疑ってしまうケースがあります。 海外業者の場合は、全ての確認を電子書類(身分証やクレジットカードの写真など)で済ます為、本来は本人確認の郵送が必要な日本の業者よりも楽なのですが、不慣れな場合は出金時期に重なり非常に面倒に感じてしまいます。 これは登録と同時に済ませておけば回避できます。
2、提出書類が厳しすぎるサイトも!
多くのサイトは身分証の裏表と、クレジットカードの裏表(一部隠してOK)の画像程度で、厳しめの所だとプラス公共料金の領収書といった2点~3点でOKですが、極まれに厳しい書類提出を求められるパターンもあります。
※例えばオプションリングというサイトにつきましては、身分証などを送った後に、
”有資格者(公証人等)による本人確認資料の認証(原本確認と写しが真正であることの証明)を受け、住所確認資料の原本と併せて当社宛てに郵送するものとする。
とあります。 これ、どうやって取得するのか調べるのも面倒なくらい面倒な書類で、その書類が本人であると第三者に証明してもらうべく、お近くの公証役場で作成してもらいに行かなくてはなりません。 さらに、英文にする必要があり、その書類作成に1万円くらいかかるようなのです。 これは後で知ればトラブルの原因にもなります。
3、ボーナス条件を満たしていないケース!
入金時にボーナスを受け取っていた場合、出金する場合はボーナス額×30の取引等の条件が発生します。 10万円入金して5万円のボーナスがついたら15万円。そのまま出金したら5万円儲け!なんて美味い話は無いのです。 こういったキャッシュバック・ボーナスはバイナリーオプションに限らず海外のネットサービスでは御馴染みの光景ですが日本ではあまり馴染みが無い為、こちらも「出金拒否」というトラブルにつながります。 この場合は、使っていないボーナス分をまずキャンセルできるかの確認(サイトのサポートによる)から始まり長丁場になります。
4、出金渋りは実際にある?
さらに追い打ちをかけるのが、「出金しぶりは実際にある」という事。 これこそ業者によりけりですが特に電話サポートがあるサイトは「何で出金するの?」と理由を尋ねられたりします。 出金渋りというと誤解を生みやすいので営業活動といった方が分かりやすいかもしれませんね。 逆もしかりで熱心な営業マンは「手法を教えるから入金して」と入金を促進するような営業もしてきます。 「ぶっちゃけ入金の何パーセントかが僕に入るんだ」と某サイトの担当者が言ってました。 つまり、「出金しないでもうちょっとやろうよー」という営業活動の一手なんですね。
メールの返信も時差があったりそもそも外人はルーズなので遅かったりしますが、最終的に出金がされなかった。というケースは実際殆ど無いのではないでしょうか。 出金がされないという書き込みはよく見かけますが、「出金されないと思う期間」は必ず生じますのでこの辺を理解しておくと危険と判断するまでに余裕が出来るでしょう。
ただ、これも利益が100万円以上出ている・勝ちまくって仕方ないという限られたユーザーのみの話です。10万、20万程度の利益でこういう話は聞いた事がありません。 これは、逆に「知識があれば利益が出る」事の証明・報告でしかなく、稼ぎつくしたら次のサイトに移ろうという考え方をすればよいだけなのです。
③それでもなぜトラブルが起こるのか?
ボーナス条件等は複雑ですが、それにしてもバイナリーオプションで損失を出してその足で消費者センターに駆け込むというのは不思議な現象だなと思い、なぜトラブルが起こるのかを考えてみました。
1、色々なSNSなどの掲示板で簡単に稼げるという広告内容が過剰すぎる!
バイナリーオプションという単語が一気に広まったのはGMOクリック証券の外為オプションがブームになった時が第一期で、第二期が2chまとめサイト等で実際の掲示板の書き込みのような広告が出回った事です。 掲示板の書き込み広告は多数あるので具体的になんともいえませんが、100万円稼いだとか過剰な広告を見ると「それなら、5万円くらいなら簡単に稼げるだろう」等という錯覚に陥るのかもしれません。
2、基本的に海外業者の対応はスムーズではない!
これをいったらおしまいみたいな所がありますが、逆に考えてみてください。 飲食店でもどんなジャンルでも、日本の接客・対応・サービスは世界一だと思いませんか? 海外のサービスは適当です。旅行をよくする人なら分かると思いますし、普段から海外サイトでネットショッピングをしていたり、コスト面から海外サーバーを利用したりと普段から海外サイトをよく利用すれば分かります。 日本のサービスが当たり前に感じていると、海外サイトの対応は酷過ぎる!と思うかもしれません。 海外業者は適当なのでこちらもある程度適当に返答を待つ必要があります。 これもリスクの一つとして理解しておく必要があります。
3、無責任な書き込みだけが残る!
例えばAさんが出金に3週間の日々を要したとします。 2週間くらい経った頃に「遅いな」とイライラしてメールしたがその日は返信が無かった。 「これは詐欺だ!」と意気揚々とネットに書き込んだとします。 その後無事出金されたとして、その人が必ずしも「早とちりでした。無事出金できました」と書き込みをするとは限りませんよね。 いや、むしろ安心してそんな無責任で過激な書き込みをした事さえも忘れているのではないでしょうか? ネットにはAさんが出金できなかった。という書き込みだけが残り続けるのです。
④バイナリーオプションのリスクと危険性まとめ
まずは、数分で大金を稼げるというような感覚で挑まないようにしましょう。
ボーナスを受け取らず10万円分1度に購入すれば、数分で7万円程稼げる事もあります。 50万円なら35万円ゲットです。 上限がそのくらいのサイトもあるのでここまでは現実としてあり得ます。 しかし、50万円を失うリスクもあるという事です。
現在は「危険」という単語の方が先走りすぎているようにも感じます。 初心者が最初に為替取引に手を出す場合、リスクだけでいえばFXの方が高いです。予期せぬ展開で一瞬で600万円の損失が・・なんてキャプチャー付きの書き込みも多く見られました。 バイナリーオプションではそのような事は一切なく、想定以上の損害を出すことはなく、利益を出しても出金できなかったというケースは今の所一件もないのです(出金条件を満たしていない・後に出金出来ているケースがほとんど)
上記の予備知識があれば何も心配する事はございません。
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